健康トピックス

乳がんの話

「乳がん」が増えています。早期発見が大切です。

乳がんについて

日本では乳がんのの罹患者数(橙色)も死亡者数(紫色)増え続けています。
右のグラフにあるように、乳管内にとどまる非浸潤がんのTisや腫瘤として認識できない0期では適切な治療が行われれば、10年間での生命の危険はほぼゼロです。また、腫瘤径2cm以下のⅠ期でも10%未満です。
早期発見、早期治療が命を救うためのもっとも確実な方法なのです。

定期検診と日頃の自己触診について

国が定めている(税金で補助されている)、乳がん検診は2年に1回のマンモグラフィ検診です。2年に1回の検診を受け続けていれば、万が一自分で気づかない乳がんが検診によって発見されても、大部分が腫瘤径2cm以下の早期乳がんの範囲内にとどまっています。これが、3年、4年と間隔があいてしまうと、大きな進行がんが発見される危険率が高くなります。2年に1回のマンモグラフィ検診はあくまでも最低限必要な線を維持するものであり、十分とはいえない面もありますが、まずは2年に1回、練馬区の乳がん検診(X線マンモグラフィ検診)をお受けください。そして、検診の不足するところを少しでも補えるように、1~2ヶ月に1回の自己触診を行ってください。自己触診では、しこりや固まりを探そうとは考えず、触ったときの硬さやでこぼこ感など、触れたときの感触が以前と変りがないかに注意を払ってください。「しこり」にこだわるとかえって発見が遅れてしまうこともあります。しこりかどうかはわからないけど、なんだかいつもと違うと感じたら、すぐに受診をなさるようお願いします。検査の結果「はずれ」で、問題なしで終わるかもしれませんが、空振りを恐れて受診が遅れないようにお願いしたいのです。

当院の乳がん検診・乳腺外来について

当院では、平成28年3月よりX線マンモグラフィの機械を更新し、圧迫による疼痛の軽減と、撮影に要する時間の短縮および被爆線量の軽減を図っております。
自覚症状の無い方は練馬区乳がん検診を、何か気になることがある方は、速やかに当院乳腺外来(第3金曜日午後以外の診療日毎日実施)を受診なさってください。なお、初診時はマンモグラフィ検査や超音波エコー検査を行う可能性が高いため、診療終了時刻の1時間前までには診療受付をお済ませ下さるようにお願いします。

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